【借金返済マニュアル】自己破産者が減っている理由とは?

syakkin

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借金が返せなくなったら自己破産すればいい
と思っていませんか?

雑誌やネットなどでも、破産のデメリットは官報に名前が掲載されたり、一部の職業に一定期間
つけないといった程度で、破産しないのは愚か者の選択だといった具合に推奨されているように
書かれていることが珍しくありませんでした。

法律事務所などでも自己破産の手助けをするといった広告をいたるところで見かけましたので、
自己破産しないのはバカといったイメージは今でも残っているのではないかと思います。

しかし、自己破産者数は、バブル崩壊後から2003年までは右肩上がりに増えていきましたが、
その後は右肩下がりに減少し続けている
と言ったら意外に思うかもしれません。

2003年以降はサブプライムショックやリーマン・ショック、欧州の経済危機や極端な円高、更に
東日本大震災という具合に自己破産や倒産を導く要因に事欠かなかったことから、自己破産者は
高止まりしているのではないかというイメージを持っていたのではないでしょうか。

実は2011年の破産者数はピークだった2003年の半分以下という状況だったのです。

裁判所が自己破産を認めなくなっただけではないのかと思っているかもしれませんが、ネットで
書かれているような「自己破産はメリットだらけ」とは全く異なる現実が理解されてきただけ
と指摘をするのは、200件近い借金完済の相談を受けてきたという出口智さんです。

そもそも、借用書に書かれている連帯保証人が許可を出さなければ自己破産は出来ません。
親族であれば難しくもないでしょうが、縁遠い人になるほどに借金を全てかぶることになるわけ
ですから、我が身を守るために抵抗するものです。

連帯保証人の許可を得て自己破産できても、固定資産などは全て売却しなければいけませんから
住宅や乗用車、生命保険などは全て売却しなければいけません。

さらに官報に載る程度だからサラリーマンには実害はないとネットなどでは説明されていますが
名門企業になるほどに即座に悪影響が出てきます。

中小企業であれば、即座に退職強要を求められるでしょうし、大企業であれば出向や転籍、閑職
に飛ばされて出世の道は閉ざされるといったケースがほとんどです。

社内でヒソヒソされ続けますから居心地も最悪ですし、働いて稼ぐしか選択肢はないわけですの
で、しばらくは針のムシロになることは間違いありません。

それが嫌だということで、借金を何とか返すか、借金を整理することで自己破産を逃れるケース
が増えているのです。

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